ENEOS と apollostation は日本のガソリンスタンド最大手 2 社で、合計シェアは全国の約 6 割を占めます。本記事では両ブランドの平均価格・サービス・会員カードを客観データで比較し、どちらを使うべきかの判断材料を整理します。
全国平均価格の比較
ガソナビが集計する全国平均価格では、ENEOS と apollostation の差は リッターあたり 1〜2 円以内 で推移するのが一般的です。月によって優劣が入れ替わり、年間で見るとほぼ拮抗。
ただしエリア別では明確な傾向差があります。
| エリア | やや安い傾向 |
|---|---|
| 関東・首都圏 | apollostation(出光昭和シェル系列の販売網が強い) |
| 関西 | ENEOS(製油所網と販売網が強い) |
| 中部 | ENEOS(東燃ゼネラル系列の影響) |
| 九州 | apollostation(出光昭和シェル徳山〜大分の物流圏) |
| 北海道 | apollostation(製油所立地) |
ブランドの成り立ちの違い
| ENEOS | apollostation | |
|---|---|---|
| 親会社 | ENEOS ホールディングス | 出光興産 |
| 統合の経緯 | 2017 年 JX エネルギー + 東燃ゼネラル | 2019 年 出光 + 昭和シェル |
| 国内シェア | 約 50% | 約 30% |
| スタンド数(2026 年時点) | 約 12,000 店 | 約 6,500 店 |
| 主要製油所 | 横浜・川崎・水島・知多 | 千葉・四日市・徳山・大分・北海道 |
会員カードの比較
両社とも独自のクレジットカード・プリペイドカードを発行しており、会員価格制度があります。
ENEOS カード(代表例: ENEOS カード C / S / P)
- リッターあたり最大 7 円引き(カード種別と給油量で変動)
- 年会費: 1,375 円(C)、1,375 円(S、初年度無料)、1,375 円(P)
- 特典: ロードサービス、車検割引、レンタカー優待など
apollostation カード(代表例: apollostation card)
- リッターあたり最大 5 円引き(カード種別による)
- 年会費: 永年無料
- 特典: ねびきプラスサービスで月 100L 上限の追加割引など
損益分岐: どちらがお得?
年間 1 万 km 走行・燃費 15 km/L のケース(年間消費 667 L)で試算:
| カード | 年会費 | 年間割引 | 実質メリット |
|---|---|---|---|
| ENEOS カード C(7 円引きフル) | 1,375 円 | 4,669 円 | 3,294 円 |
| apollostation card(5 円引き) | 0 円 | 3,335 円 | 3,335 円 |
実質的にはほぼ拮抗。年間給油量が多い人ほど ENEOS、少なめなら apollostation が有利になる構造です。
給油サービスの違い
| ENEOS | apollostation | |
|---|---|---|
| セルフ式比率 | 約 7 割 | 約 7 割 |
| 全国カバレッジ | ◎ 47 都道府県全て | ◎ 47 都道府県全て |
| プレミアムガソリン | ENEOS ヴィーゴ | 出光 ゼアス |
| アプリ・電子マネー | EneKey、ENEOS app | apollostation app |
両社ともセルフ式の割合・全国カバレッジ・サービスはほぼ同等です。
結論:どちらを選ぶべきか
- 年間給油量が多い(年 800 L 以上)人 → ENEOS カード C が有利
- 年会費を払いたくない人 → apollostation card が有利
- 特定エリアでしか給油しない人 → そのエリアの実勢価格でブランドを選ぶ
- どちらでも構わない人 → 近所の安いほう(アプリで毎回確認)
ガソナビアプリなら、近所の ENEOS と apollostation の最新価格を地図上で並べて比較できます。同じブランド内でもスタンドごとに 5 円以上差が出るので、ブランド選びより店舗選びの方が節約効果は大きいケースが多いです。
まとめ
- 全国平均では差は 1〜2 円以内で拮抗
- エリアごとに優劣が入れ替わるので、近所の実勢価格を確認
- カードは年会費と年間給油量のバランスで選ぶ
- ブランドより店舗選びの方が節約効果が大きい