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主要ガソリンスタンドブランド一覧と平均価格比較

ガソナビ編集部 | 公開 2026年4月30日 更新 2026年6月10日

ガソリンが安いブランドはどこか——。ガソナビが全国で看板価格を確認できた主要 13 ブランドについて、レギュラーの単純平均を安い順に並べてみました。データはすべてガソナビ集計(2026年6月10日時点)です。結果は少し意外で、上位 4 つに ENEOS や apollostation といった大手元売りの名前は一つもありません。

実測ランキング——首位は 17 店のユニーオイル

順位ブランドレギュラー平均集計店舗数
1ユニーオイル149.8 円17 店
2コストコ150.5 円24 店
3CLOVER155.9 円45 店
4bluegas158.6 円36 店
5キグナス石油160.7 円206 店
6コスモ石油162.8 円1,354 店
7丸紅エネルギー162.9 円100 店
8オカモト163.4 円112 店
9SOLATO164.0 円172 店
10apollostation164.3 円2,963 店
11JA-SS164.5 円732 店
12ENEOS165.8 円5,847 店
13ホクレン166.9 円112 店

参考値として、ガソナビが価格を確認できた一般道スタンド全体(12,783 店)の平均は 164.1 円です。いずれも出店立地の影響を含む看板価格の単純平均で、「同じ場所に並んだときの安さ」を表すものではありません。この前提の置き方を含めた集計の考え方は 編集方針 で公開しています。

なお、ニュースで報じられる全国平均は経済産業省の調査ベースで 170.0 円(6 月 9 日時点)です。母集団も調査方法も異なるため、本記事の数字と直接つなげて比較することはできません。

最安クラスタの正体——会員制と地域集中チェーン

上位 4 ブランドには共通点があります。全国チェーンではなく特定の地域に店舗を集中させた独立系・商社系チェーン(ユニーオイル・CLOVER・bluegas)か、年会費を払う会員だけが給油できる会員制(コストコ)か——いずれにせよ「狭い商圏で、安さそのものを看板にして集客する」業態だということです。集計店舗数が 17〜45 店と少ない点は割り引いて見る必要がありますが、150 円台という水準は全体平均より 6〜14 円低く、業態の違いがはっきり数字に表れています。

品質を心配する必要はありません。独立系・地域チェーンも燃料は元売りからの仕入れで、系列スタンドと同等です。コストコの条件面(年会費 4,840 円・マスターカード系限定の支払い)と損益分岐の計算は コストコのガソリン記事 で詳しく検証しています。

ENEOS 165.8 円の読み方——最大店舗網ゆえの平均の宿命

大手元売り系だけを取り出すと、キグナス石油 160.7 円、コスモ石油 162.8 円、SOLATO(太陽石油・四国地盤)164.0 円、apollostation 164.3 円、ENEOS 165.8 円——5.1 円の幅に収まります。最後尾が ENEOS ですが、これを「ENEOS は高いブランド」と読むのは正確ではありません。

ENEOS の集計店舗数は 5,847 店。2 位 apollostation の倍近い規模で、地方・山間部・フルサービス店まで含む国内最大の店舗網です。競合の少ない土地の店も平均に入るぶん、単純平均は高めに出やすい。つまり 165.8 円という数字は「どこにでもある」ことの裏返しでもあります。同じ理屈は最下位のホクレン(166.9 円)にも当てはまります。ホクレンは北海道だけに展開する農協系チェーンで、この数字はブランドの値付けというより北海道という地域の価格水準を映したものです。

また、大手系列の比較ではカード割引も無視できません。ENEOS カードは最大 7 円/L 引き、apollostation card は最大 5 円/L 引きで年会費無料、コスモ石油も独自カードの割引が手厚いことで知られます。平均が 5.1 円幅に密集する世界では、カードの数円は順位をひっくり返すだけのインパクトがあります。最大手 2 ブランドのカード損益計算は ENEOS vs apollostation 記事 で深掘りしています。

中位に並ぶ実力者——JA-SS・商社系・北のセルフチェーン

ランキングの中位には性格の違うブランドが並びます。JA-SS(164.5 円・732 店)は農協系で、大手が出店しない農村部までカバーする地方の生活インフラです。丸紅エネルギー(162.9 円・100 店)は商社系、オカモト(163.4 円・112 店)は北海道地盤のセルフチェーンで、いずれも全体平均 164.1 円より安い側につけています。関東・東北を中心に展開するキグナス石油(160.7 円・206 店)は、大手系列の中では最も安い平均でした。

ブランドごとの平均が 160 円台前半に密集しているこの帯域では、もはやブランド間の差より、同じブランド内の店舗間の差の方が給油代への影響は大きくなります。

このランキングは「ブランド選び」のためのものではない

13 ブランドの平均差は最大 17.1 円。ただしその大部分は、どの地域に・どんな業態で出店しているかの差です。そして読者が選べるのは日本中のブランドではなく、自分の生活圏にある数店舗だけ。だとすれば、このランキングの正しい使い方は「乗り換えるブランドを決める」ことではなく、「見かけたらチェックすべき看板を知っておく」ことです。

ユニーオイルや CLOVER の看板が通勤路にあるなら最有力候補ですし、近所が ENEOS ばかりでも、その中で最安の店を選べば十分に節約できます。ガソナビアプリはブランドを問わず全国のスタンドの看板価格を地図で比較できるので、ブランドのイメージではなく今日の数字で、生活圏の最安店を確かめてみてください。

よくある質問

Q. 全国に何種類のブランドがある?

大手元売り系の ENEOS / apollostation / コスモ石油などに JA-SS、地場系・商社系チェーンを加えると 30 以上のブランドがあります。本記事ではガソナビが価格を確認できた主要 13 ブランドについて、レギュラー看板価格の実測平均(2026年6月10日時点)を掲載しています。

Q. ブランドで価格は決まる?

決まりません。ガソナビ集計では 13 ブランドの平均差は最大 17.1 円ありますが、これは出店地域の物価水準や業態の違いを含んだ数字です。同じブランドでも店舗ごとの価格差が大きいため、最終的には個店の看板価格で選ぶのが確実です。

Q. 独立系(無印)スタンドは大丈夫?

燃料は元売りからの仕入れのため、品質は系列スタンドと同等です。実測でもユニーオイル 149.8 円、CLOVER 155.9 円など独立系・地域チェーンが安値上位を占めており、近所にあれば有力な選択肢になります。

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データソース: 経済産業省資源エネルギー庁「石油製品小売市況調査」(週次)、 ガソナビ独自の補正済み平均価格(全国 約 30,000 店舗を毎日集計)。 集計・補正の方法は価格データの考え方で公開しています。